幻燈のまち

人生につまづいても、歩ける

もともと1人

生きてきて32年。生まれた家族をカウントしないとすると、ずっと1人で生きてきた気がする。

今そう思うだけで、高校や大学では友達はいた。だけど今は1人だ。

恋人もいない。3年くらい前に婚活に登録して、そこで半年だけ付き合った?彼女のような存在はいたが、結局いまは1人で山を登っていた。

会社では友達ではないが、仕事仲間はいる。前の会社の同僚やたまに誘ってくれる大学の友達、こちらから連絡すれば多分応えてくれる同級生。書き出せば、いると気づく。

でも今日、山を登っていて、ほんとに1人だった。月曜日の霊仙山は当然というか、誰もいなかった。

 

思ったことは、1人になりたくて登山をしているか、1人で登山をするようになったからずっと1人なのか。登山は1人でするのが楽しくなっているのか。誰かと登りたいのか。趣味を共通する仲間が欲しいだけなのか。ずっとわからない。

ただ登っているときは楽しい。これだけは間違いない。誰もいない自然のなかでじっくり道を歩くことが楽しい。天気がほんとに良く空の青と木々の緑が、自分の目に写ったとき、思わず笑顔になるほど嬉しくなる。誰かと登ってしまえば、これができないのだろうか。

今日は天気が悪く、このままでは寒さで楽しめないと思い、登りの途中で引き返した。次の休みも必ず登る。

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霊仙山にて